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クラミジアにはどのような症状がありますか?喉の痛みが出ることはありますか?

2020年02月21日
患者と説明している医者

クラミジアは女性だけでなく男性も多く感染することがあるのですが、無症候性感染であるので、自覚症状はほとんどありません。感染していたとしても女性であれば約8割が、男性は約5割の人は無症状であるので、治療が遅くなってしまう傾向があります。感染した場合、性器や尿道といった部分に菌が住み着くのですが、オーラルな行為を行った場合、喉や咽頭の粘膜にも菌が住み着いてしまいます。このような状態を咽頭クラミジアと言います。

咽頭クラミジアは喉、または扁桃腺に炎症が起きるため、喉の奥や扁桃部分が赤く腫れたり、喉の痛みを感じたりします。喉だけでなく鼻づまりや微熱といった風邪のような症状や、聴覚の低下ということも起こります。これらは長引くことはなく一時的なものではありますが、そのままにしていた場合菌を保有していることになるので、パートナーに感染させてしまう可能性があります。咽頭クラミジアの場合、オーラル的な行為のほかに、キスでも感染するので、感染しているかもしれないと感じた場合は行為を控え、さらにパートナーと密接に触れ合うのも控えるようにします。

なお、喉の炎症が風邪などの感染症によるものかクラミジアによるものかがわからない場合、検査のほかセフィム系の抗生物質を試してみて効果があるかどうかを見ます。セフィム系の抗生物質を服用してのどの炎症が治まらないときは、その約30%は咽頭クラミジアであることが結果として出ています。同じようにペニシリン系やアミノグリコシト系のものは、クラミジアには効果がないことがわかっています。性器クラミジアと同様、マクロライド系やテトラサイクリン系、ニューキノロン系の抗生物質が有効とされているので、効果がない場合は他の系統のものを使用し、喉にどういった効果が出ているのかを見ます。

クラミジアは感染してもすぐに症状は現れてきません。症状が出た場合は、女性は排尿痛、おりものの異常、不正出血が起こることがあり、膿が出てくることもあります。男性は尿道に感染することがおおいため精巣上体炎になることが多いです。症状自体はさほど重くはありませんが、知らないまま放置をしてしまった場合、男性も女性も不妊症の原因となってしまうことがあり、女性は膣から腹腔内に菌が侵入してしまい、子宮や骨盤といった大切な器官に影響を与えてしまうので、不特定多数の人と行為を持っている場合は定期的に検査を受けなくてはなりません。