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クラミジアは大人だけの病気ではない?子供であっても注意が必要な病気です

2020年03月25日

クラミジアは性感染症の一つであり、性行為が主な原因となっています。一見大人だけの病気のように感じますが、クラミジアの場合、性行為以外の理由によって感染してしまうことがあります。性行為以外の感染経路として、すでに感染した人が使ったばかりのタオルを使用する、公衆トイレの便座、感染した人が咳をしたことによる唾液の飛沫などがあげられます。クラミジアに感染した人の体液によって感染していくので、感染する確率は低いですが、全くないとは言えません。なお、クラミジア感染症の場合、細胞の中でしか増殖できない細菌です。そのため水中、または空気中では増殖できず、すぐに死滅します。ですので、温泉や銭湯、プールといった場所が原因でうつることはほぼありません。

ですが、妊娠中に感染してしまった場合、絨毛膜羊膜炎を引き起こしてしまい流産や早産の原因となったり、分娩する際にクラミジアに感染してしまったりすると新生児に影響を及ぼしてしまいます。通常分娩で出産をした場合、膣のあたりにトラコマティスが存在していると子供を出産した際に感染してしまい、肺炎を引き起こしてしまいます。統計によると母体にクラミジア感染が認められる場合、治療をせずにそのまま出産してしまうと、約3割から5割の確率で新生児に感染させてしまい、その感染した新生児を調べたところ肺炎になっている子供が15%から25%もいたことがわかっています。

クラミジアの中には、気道に存在しているものもあり、感染している人が咳をした際に近くにいると粘膜から侵入し症状を引き起こします。特に乳児に発症しやすく、急激に機嫌が悪くなる、哺乳力が低下し食欲がない、いつもよりぐったりとしているといった症状が起こります。性感染症の原因となるトラコマティスは、結膜炎を引き起こすことがわかっており、子供であっても目やにや目の充血、なみだ目になってしまうことがあります。

空気感染はなく、飛沫感染も少ないですが産道を介して感染することは多いです。新生児のような子供の場合生まれてきたばかりで抵抗力が乏しく、感染しても症状を軽くすることは難しいです。クラミジア肺炎は、一般の肺炎に比べて重症化しにくいですが、小さな子供が肺炎を起こしてしまうと呼吸困難を引き起こす可能性もあるので、注意が必要です。妊娠中はもちろんのこと、妊娠前にもきちんと検査を受け、感染していることが判明した場合は治療を行う必要があります。