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長引く頑固な咳や軽いかぜ症状が続いたら!クラミジア肺炎の可能性もあります

2020年02月25日
ウィルス

クラミジアの菌が喉の部分についた場合、喉や扁桃腺が腫れて声がガラガラになるなど風邪のような症状が出ますが、あまりにも咳が長引いている場合、肺炎クラミジア感染症になっている可能性があります。肺炎クラミジア感染症はクラミジア肺炎とも呼び、日本においては5類感染症に指定されています。

この感染症には多くの菌が存在していますが、数多い種類の中でニューモニエと、トラコマティスが原因となっていることが多いです。特にニューモニエという種類の場合、感染している人の気道部分に付着していることが多く、咳をすることによって菌が飛び出し、周囲の人に飛沫感染させてしまいます。トラコマティスは主に性感染症を引き起こすので、大人がトラコマティスによって肺の炎症を起こすことはほぼありません。ですが、赤ちゃんが分娩の際に感染してしまった場合は引き起こしてしまう可能性があります。

ニューモニエが原因の肺炎は、感染してすぐに発症することはありません。性感染症と同じようにおおよそ1ヶ月ほどしてから発症する特徴があります。はじめは風邪のような症状ですが、次第に咳や鼻水、声が枯れる、痰が出るといったことが起こります。38度以上の熱がでることは大変稀であり、通常の肺炎よりは症状が軽いです。

肺炎かどうかの確認は、胸部のレントゲンやCTなどを撮影して検査をします。さらにクラミジアが原因となっていることを確定するための検査も行います。通常の肺炎のように抗生物質を用いて治療を行っていきますが、クラミジアにおいては効果を示しにくい抗生物質もあるので、主にマクロライド系やテトラサイクリン系のものを使用していきます。なお、クラミジアニューモニエが原因の場合、炎症しているかどうかの判断となる白血球の数値に変化がないことが多いです。そして乳児が感染している場合はテトラサイクリン系の抗菌薬は使用しません。これは歯が黄色くなる、骨の発達に影響を及ぼすといった理由からです。

クラミジアによる肺炎の場合、感染したばかりであれば薬の効果を得ることができますが、時間があまりにも経過してしまうと、細菌自体が細胞の中に入り込んでしまい、効果を得ることが難しくなります。高齢者や子供は症状が重くなることがあるので、特に注意をしなくてはなりません。咳が長引いてしまい、ぜん息のようになることもあるので、6週間以上咳や痰が続く場合は、クラミジア肺炎を疑うようにします。