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HIV治療の研究はどうなっているの?完治を目指す研究に取り組んでいます

2020年05月14日

HIVのウイルスは性感染症の中で脅威となっているウイルスではありますが、実際のところ感染力は高くありません。精液や膣液、血液といった部分に多く存在しており、感染している人に触れたからと言ってすぐに感染しないことがわかっています。日常生活においては感染するリスクは低いものの、注意すべき点も存在しており、血液が付きやすい歯ブラシやかみそり、ブラシやくしといったものは共有しないようにします。さらにHIVウイルスの場合、粘膜や傷口から体内に侵入していくので、感染している人の血液や体液に、粘膜や傷口が付かないようにすることも大切です。

HIV感染症の場合、感染をすると急性感染期を経て無症候期、エイズ期となっていくことが判明しています。急性感染期は約1ヶ月から2ヶ月程度であり、体の中にHIVウイルスが侵入すると風邪のような症状が出ることがあります。ですが、症状自体は長続きせず、通常の風邪のようにいつの間にか軽減されていることが多いです。

急性感染期を過ぎると無症候期となり、この期間は大変長く平均して10年ほどとなっています。症状はないものの、体の中では八卦級に存在している一部の細胞がHIVの侵入によって破壊されてしまい、数を減らします。数が減るのと同時に病原体から体を守ることができなくなってくるので、発熱が続く、首や脇の下にあるリンパ腺が腫れる、疲れやすくなる、下痢をするといったことが多くなります。

エイズ期では免疫力がさらに低下し、普段は感染しないような病気になることが多いです。厚生労働省が定めている23の合併症のうちいずれかを発症したところで、エイズ発症と診断されます。なお、23の合併症としては、カボジ肉腫やクリプトコッカス症などがあります。

エイズの場合、免疫不全となるので命を脅かす状態になり、一時期死の病と言われていました。ですが、研究によって完治を望めるようになり、抗HIV薬の使用によってエイズの発症を遅らせる、エイズを発症したとしてもHIVウイルスの働きを抑えて免疫機能を回復するということができるようになっています。完全にHIVを体からなくすことはできませんが、増殖を防いだり進行をおさえたりすることができるようになっており、薬を確実に服用する、定期的に通院することによって死亡率も減少します。

エイズは年々増加してきており、現在のところ完全に治すことはできない病であるので、多くの医療機関で研究がされています。新薬も登場しており完治に向けてさらに薬の開発をしている機関もあります。完治を望むには、エイズまで進行しないうちに治療を開始することが大切になっています。